教育事業
海研は、市民の海洋リテラシー(海についての総合的な理解)の向上に貢献することを目指し、海洋教育のカリキュラムや教材の開発、海洋教育に携わる人材の育成に重点を置いた教育事業を展開しています。
「海洋リテラシー」とは、「海洋が私たちに与える影響を理解すること、そして、私たちが海洋に与える影響を理解することである。」とされ、教育を通して理解を促す7つの重要原理と45の基本概念が示されています。
米国の先行的海洋教育プログラムの導入・普及
MARE
カリフォルニア大学バークレー校ローレンス科学教育館で開発された、海を学ぶ体験型科学教育プログラムの普及活動をしています。
COS
米国内の海洋教育ネットワークの一拠点(COSEE-CA)において開発された、海洋科学コミュニケーション実践講座COS(Communicating Ocean Sciences)の日本での普及活動をしています。
海洋教育プログラムの開発
この先、海です。プロジェクト
海研オリジナルの環境学習プログラムです。雨水溝は海につながっていることに気づき、雨水溝に汚れを流さないようにしてきれいな海を守るため、子どもたちが地域の人たちとともに学習を進めます。
Poseidon
海研オリジナルの中学生以上を対象とした参加体験型学習プログラム集です。「サンゴ礁」「暖流の海」「寒流の海」で起こっている事象や、これらの環境をまたいで起こる問題について学べる内容になっています。
オーダーメイド型教育プログラムの開発
オリジナルの海洋教育プログラムをつくりたいというオーダーに応えて、また、人材育成講座で使用するモデルプログラムとして海洋教育プログラムを開発しています。
海洋教育の実践
アウトリーチ活動
学校での出前授業、博物館や水族館などでの学習イベントなどで、海洋教育プログラムの実践をおこなっています。
校外学習の受け入れ
宮城県の川と海のビジターセンターや沖縄県への校外学習や学習旅行を受け入れ、海洋教育プログラムの実践をおこなっています。
人材育成
海洋教育教え方講座
これから教育活動をおこなう人たち向けの基礎的なコミュニケーション研修です。
リーダー養成講座
MAREなど教育プログラムやアクティビティを使った授業ができるリーダーを養成する講座です。
海洋教育実践者スキルアップ講座
海について教えている人のスキルを向上させるための講座や研修です。
教材開発
絵本やワークブック、音楽CD、テーマに沿ったブックレットなど海を学ぶための補助教材を開発しています。