川と海のビジター
センターの運営
海研は、環境省が宮城県に設置した「南三陸・海のビジターセンター」と「石巻・川のビジターセンター」の管理運営をしています。
2011年の東北地方太平洋沖地震ののち、環境省は「三陸復興国立公園の創設を核としたグリーン復興」を提唱し、森・里・川・海が育む自然とともに歩む復興の取組みを進めることとしました。そしてそれを具体的に進めるために、翁倉山を中心とした、志津川湾、戸倉半島、北上川、柳津・津山地区及びその周辺地域をフィールドミュージアムエリアとし、自然体験活動を通して、エコツーリズムおよび環境教育を面的、複合的に推進する「フィールドミュージアム事業」を実施することとなりました。
このフィールドミュージアム事業は、フィールドミュージアムエリアにおいて、自然体験活動を通して、エコツーリズムおよび環境教育を面的、複合的に推進することにより、自然環境保全および地域の活性化に寄与することを目的としています。
そして、フィールドミュージアム事業の運営のために、石巻市・南三陸町・環境省・海の自然史研究所というこの地域に関わる異なる主体によって構成されるフィールドミュージアム運営協議会が設立され、2016年に「南三陸・海のビジターセンター」が、2018年に「石巻・川のビジターセンター」がオープンしました。
海研は、この協議会の事務局を担当し、事務管理とともに協議会が2つのビジターセンターで実施する事業を推進しています。
また海研は、環境省からビジターセンターでの案内業務と施設維持管理を請負い、協議会の事務局業務とともにビジターセンターの一体的な管理運営をおこなっています。
南三陸・海のビジターセンターと石巻・川のビジターセンターでは、来館される方が参加できる体験イベントや学習イベントを開催しています。
事前予約が必要なものや来館したときにいつでも参加できるものなどがあります。
釣り体験、ビジターセンターの展示を作ってみよう、焚火カフェ、ビーチクリーン、スタンドアップパドルサーフィン体験、キャンプ、、、などなど。
ビジターセンターのFacebookページや公式サイトでお知らせしていますので、チェックしてください。
南三陸・海のビジターセンター
宮城県本吉郡南三陸町戸倉字坂本21-1
石巻・川のビジターセンター
宮城県石巻市北上町十三浜字東田1
イベントの予約サイト
豆知識 ビジターセンターとは
自然公園法によるビジターセンター
ビジターセンターは、自然公園法施行令第1条第9号に掲げる博物展示施設に該当しており、「主としてその公園の地形、地質、動物、植物、歴史等に関し、公園利用者が容易に理解できるよう、解説活動又は実物標本、模型、写真、図表等を用いた展示を行うために設けられる施設(ビジターセンター及びこれに併設される自然研究路、解説施設、解説員研究施設等。)をいう。」と定義されている。
主な目的
- 公園の自然・人文の特徴を説明(自然解説)
- 自然保護思想の普及啓発(普及啓発)
- 公園利用に関する情報提供(情報提供)