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アクティビティ紹介1.水鳥たちのウェットランド食堂 小学3年生〜
![]() ![]() これは、湿地と、そこを隠れ家や渡りの補給地として使っている無数の水鳥たちの生態を理解するためのアクティビティです。
水鳥たちの群れは、同じ場所で同時に食べ物を食べていますが、食べ物の取り合いをすることはほとんどありません。これは、それぞれの鳥が、その体やくちばしの形、食べ物の好み、行動パターンに合った特定の食べ物を専門に食べているからです。そして、湿地には多くの種類の異なる食べ物があるため、多種の水鳥たちは一緒に食べ物をとることができるのです。 このアクティビティでは、まずビデオを使って研究者の行う「観察」や「情報整理」のやり方を学び、また、意見交換の専門的手法を使って、今持っている知識を引き出して人に伝えるスキルを学びます。次に、「模擬実験」を行い、実際に水鳥たちがどのように他の種の鳥たちと食べ物を分け合っているのかを体験します。 この実験の結果を数値化してグラフにまとめ、他の鳥のデータと比較する作業のなかから、研究の現場では、動物に関するデータを集めるときには数学を使うということに気づくことができます。 さらに「模擬実験」では、実際の湿地により近い条件で実験を重ね、その結果のデータを分析します。これにより、水鳥たちの適応と湿地の多様性との関係をまなび、実験データの数学を用いた分析結果から、実際の水鳥たちの生態を予測することができるということがわかります。 このような進行の中から、情報の収集とコミュニケーション力、プレゼンテーション力、リーダーシップ、集中力、主体性と協調性、表現力、段取りや組み立てなどのスキルが学べます。 2.ザリガニ大研究 小学3年生〜
![]() これは、ザリガニ類を題材として、「科学研究」という科学者が世界の様々な現象を解明するための手法や過程を学ぶためのアクティビティです。
ザリガニ類の属する節足動物門には、他のすべての動物種を合わせた数の3倍以上もの種類が含まれています。このグループには、昆虫類、クモ類、ダニ類、さらに、海域で繁栄しているエビ類、カニ類、フジツボ類などの甲殼類も含まれます。 このアクティビティで取りあげるザリガニ類たちは,主に湿地や小川に棲んでいますが,彼らを詳しく観察することによって、海に棲む甲殼類たちがどのような生活をしているのかを理解する糸口をつかむことができます。 このアクティビティは、5つのセッションから成っており、アクティビティの進行に沿って生徒自身が「研究ノート」を記入していくことで、本アクティビティのキー・コンセプトである「科学的に探求するということは、世界の様々な現象を観察し、観察したことについて質問を導き出し、質問への答えを発見するために研究を行い、さらに新たな観察を行うことで新たな説明と質問を導きだすことである」ことと、「ザリガニは、多くの適応を遂げて湿地などで生き残り、繁栄している」ことについて順序だてて学べるように設計されています。 このアクティビティでは、生きたザリガニ類を観察、スケッチし、気づいたことや浮かんだ 疑問をまとめ、研究テーマを設定し、研究計画をつくり、仮説をたて、研究からわかったことをまとめて発表し、他の研究者と結果を共有するという「科学研究」を体験します。 17ページからなる「研究ノート」には、アクティビティ中に体験したこと、考えたこと全てを自由回答方式で記録します。これを使って生徒たちは自分自身で疑問を導き出し、自ら科学者となって、答えを見つけ出す方法を学ぶことができるのです。 このような進行の中から、情報の収集と整理、推測、観察と記録、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、主体性と協調性、表現力、段取りや組み立てなどのスキルが学べます。 3.魚!サカナ!さかな! 小学4年生〜
![]() これは、魚類を題材に「適応」と「多様性」を学ぶアクティビティです。
魚という生物は、5億年以上前に初めて出現して以来、数え切れないほど何度も変化を繰り返して、現在では非常に多くの種を含む生物となっています。そしてこれらの変化により、魚はとても変化に富んだ形をしていますが、こうした形や姿はどれも、魚が食べ物をとり、泳ぎ、捕食者から身を守り、生息する場所で繁殖できるようにするための適応なのです。魚たちの適応は、魚の大きさ、体や尾の形、配色パターン、口の位置、歯のサイズ、鰓耙の様子で分類することが出来ます。こうした魚の適応を丁寧に観察することによって、彼らの行動や海という環境でどのように生息地を選択しているかについて、予想することができます。 このアクティビティでは、写真やビデオ、本物の魚を使用し、キー・コンセプトである「魚は、様々な姿かたちや色をしていて、彼らの生息環境に適応している。それを見ると、その魚がどこに住んでいるかを予想することができる。」ということについて、順序だてて学んでいきます。 ![]() その過程で、科学的な思考のなかでも特に大切な部分である「仮説をたてて調べていく」ことを学び、わかったことを発表することも体験します。 このような進行の中から、情報の収集と整理、推測、観察と記録、コミュニケーション力、プレゼンテーション力、主体性と協調性、表現力などのスキルが学べます。 4.プランクトン・レース 小学5年生〜
![]() これは、プランクトンがその生息環境で生き延びるためにどのような「適応」を遂げているかを理解するためのアクティビティです。
数多くの食物連鎖の基礎を築いているプランクトンたちの大半はとても小さい生物ですが、流れに逆らって泳ぎ力を持たない生物であれば、どんな生物でもプランクトンに分類することができます。 日光によって光合成をする植物プランクトンは水面近くにいなくてはならず、それを食べ物とする動物プランクトンもまた、水面近くにとどまるための適応をしています。 このアクティビティでは、まず、ビデオやイラストを使ってプランクトンの形態的特徴に注目し、さらに、モデルを使った実験をすることで「生物が、その生息環境で生き残っていくために持つ形態的特長や行動を適応という」ことと「プランクトンは、日のあたる透光層より深く沈まないでいられるような適応をしている」というキー・コンセプトについて、順序だてて学んでいきます。 ![]() このような進行の中から、情報の収集とコミュニケーション力、プレゼンテーション力、集中力、主体性と協調性、表現力、段取りや組み立てなどのスキルが学べます。 |