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普及体制

普及事業

MAREは、ジャパンMAREセンターが認定するMAREリーダーによって実施されます。現在、MAREリーダーは全国に約200人いて、各地で地元の子どもたち向けにMAREを実施しています。

MAREリーダーは、講習会で修了した内容などジャパンMAREセンターの認定によりMAREリーダー、MAREインストラクター、MAREエデュケーターと呼ばれています。
MAREリーダーの認定を受けたMARE指導者の中から、MAREインストラクターの認定を受けている上級指導者もでています。
そして、MAREインストラクターたちは、地元でのMARE普及を促進するべくMAREブランチオフィスを立ち上げています。MAREブランチオフィスはジャパンMAREセンターの地方拠点であり、その地域のMAREリーダーの活動や、MAREを実施してほしい学校などのサポートを しています。

MARE普及体制図

MAREの実施

MAREは、学校の授業の一部として子どもたちに実施するのはもちろん、子どもたちが水族館や博物館、海辺にあるネイチャーセンターやビジターセンターに校外学習で訪れる機会にそこでの観察や体験の前に実施することもよくあります。
これは、MAREが「実際に海辺に行かなくても、教室の中で海を学べるように設計されている」のと同時に、「本物の海や生物に出会う前の導入の教材としてすぐれている」からです。
学校での学習機会以外でのMAREは、海を学ぶ学習イベントを開催する施設がイベントの中でMAREをいくつか組み込んだりすることもあり、そういう場面では、子どもだけでなく大人も一緒にMAREで海の科学を学ぶこともあります。

指導者育成

ジャパンMAREセンターでは、MAREを指導できるMAREリーダーを養成するための講習会を各地で開催しています。
また、ジャパンMAREセンターでは、MAREリーダーによるアクティビティの指導の質を保持するために、MAREリーダーは講習会でその指導法を修了したアクティビティを子どもたちに指導できるという基準を設けています。
このため、MAREリーダー養成ワークショップは、できるだけ多くのアクティビティの体験をするような数をこなす形式のものではなく、少ない数のアクティビティひとつひとつにかなり時間をかけて学ぶ形をとっています。
アクティビティの体験の後、その指導法について、アクティビティで伝えようとする内容について、また、必要な教材の準備やヒントについて、みんなで意見や疑問を出し合い、評価をし、今までにこれを実践した時のフィードバックを行い、実際にリーダー自身がこれを自身で実践するときのことを想像した振り返りを行います。
同時に、MAREリーダー養成ワークショップでは、参加体験型科学教育教材であるMAREについて、その科学教育教材としての特徴や体験型教材としての優れた点などについてプレゼンテーションを受けます。
MAREリーダーとして認定された後は、指導できるアクティビティの数を増やすためのアクティビティワークショップを受講し、数多くのMAREを指導できるリーダーを目指します。

MAREリーダー養成ワークショップ

MAREを指導できるMAREリーダーは、「MAREリーダー養成ワークショップ」を修了することでジャパンMAREセンターから認定を受けます。
このワークショップは2日間で行われ、4つのアクティビティの指導方法や、MAREの理論を学びます。ひとつひとつのアクティビティについて、時間をかけたふりかえりを行い、MAREの進行方法や用意すべき教材のこと、アクティビティで伝えようとする内容についてまで、詳しく話し合う時間を持っています。参加者同士で情報を共有し、また、センターからの詳細なアドバイスを受けられるワークショップになっています。

MAREアクティビティワークショップ

MAREリーダーが、さらに教えられるアクティビティを学ぼうとするときに受講するワークショップです。このワークショップは、独立して開催されることもありますが、新規リーダー養成のためのMAREリーダー養成ワークショップに部分参加することで受講することもできます。また、ジャパンMAREセンターがMAREを使った海の授業を小学校やその他の校外学習施設で実施する機会に、OJTとして参加することで学ぶ形もあります。

MAREリーダー、インストラクター

MAREリーダー

MAREリーダーは、修了したMAREアクティビティを子どもたちに指導することができます。

<<認定条件>>

MAREリーダーの認定条件は、MAREリーダー養成ワークショップに参加し修了することです。

<<登 録>>

MAREリーダーは、ジャパンMAREセンターが運営するMAREリーダーズネットに登録され、ジャパンMAREセンターを含むMAREリーダー間での情報交換をすることができます。

MARE会員

MAREリーダーは、ジャパンMAREセンターに年会費を払うことでMARE会員になり、会員専用ページへのアクセス権や、ジャパンMAREセンターや海の自然史研究所が主催する講習会などへ会員価格での参加ができます。

MAREインストラクター

MAREインストラクターは、MAREインストラクター2人以上が存在する組織や団体(法人格等は問わない)で、各地でMAREを普及する地域拠点となるMAREブランチオフィスを作ることができます。

<<認定条件>>

MAREインストラクターの認定条件は、

  • アクティブなMARE会員であること。
  • 合計8つ以上のMAREアクティビティを修了していること。
  • MAREリーダー養成ワークショップにおいて、講師として最低1つのアクティビティの指導経験と、MAREに関するプレゼンテーション経験があり、一定のレベルにあるとジャパンMAREセンターが認めること。

<<登 録>>

MAREインストラクターは、引き続き、ジャパンMAREセンターが運営するMAREリーダーズネットに登録され、ジャパンMAREセンターを含むMAREリーダー、MAREインストラクター間での情報交換をすることができます。

MAREブランチオフィス

MAREブランチオフィスとは、日本におけるMAREの普及センターであるジャパンMAREセンターと契約して、地域でのMAREの普及を担う拠点です。
MAREブランチオフィスは、MAREインストラクター2人以上が存在する組織や団体(法人格等は問わない)であり、ジャパンMAREセンターとの間でMAREブランチオフィスとしての業務契約を取り交わしています。
MAREブランチオフィスは、MAREリーダー養成ワークショップを開催して新しいMAREリーダーを育成したり、その地域のMAREリーダーの活動をサポートしたりします。また、その地域でのMAREに関する問い合わせを受け付けたり、MAREを導入するメリットがあると思われる教育機関などへの働きかけなどを担当したりしています。