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設立趣旨

「海を学ぶ」、これが私たちの活動の基本理念です。

海を学ぶ主体は、まず私たち自身です。海の環境、生物、そして人との関わりを、「海の自然史」という言葉で包括し、研究活動によってその姿をひも解いて行きます。

海を学ぶもう一つの主体は、社会です。私たちは、研究活動によってひも解かれた「海の自然史」の多様な側面を、「環境教育」、「科学教育」によって社会に伝えます。

私たちは、海の研究者と環境教育の実践者が集まったチームです。各々が専門性に基づいて共に活動することで「研究の現場と教育の現場を連結する仕組み」を構築し、「研究」をより社会価値の形成に直結するものに、「教育」をより科学的根拠に基づくものに変えていきます。そして、海への保全意識と科学的探究心があたりまえのようにある社会、海と人とが豊かにつながった社会の形成に貢献します。
20世紀は、経済発展を優先するあまり、自然への十分な配慮が及ばない活動が繰り返され、自然環境が悪化の一途を辿っていきました。自然環境の悪化には、様々な背景や諸問題が存在しますが、とりわけ、自然環境に対する理解や適切な知識が不足したまま社会的判断が下されてきた事例が多いことに私たちは問題意識を抱いています。しかし、自然環境を正確に理解することは決して容易なことではありません。新しい研究成果とともに環境に対する理解が日々更新される中で、科学的思考をもちながら、自ら考え判断する力を身につける必要があります。だからこそ、私たちは、研究の現場と教育の現場を今以上に強く結びつけることが必要だと考えました。

「研究」という仕事がより実社会の共感と理解を得るには、研究者と教育者を含む一般市民がこれまでの常識を超えて社会を接点に深く関わることが必要になります。また、従来の「環境教育」を本来基礎となるべき「科学教育」と繋げ、市民の科学的探究心を育成し、科学的根拠に基づいて環境を理解する力を育成するためにも、やはり教育と研究の専門家がこれまで以上に恊働して新たな関係を築く必要があります。私たちの活動は、既存の「研究者」と「教育者」の意識改革を促します。

私たちの活動によって、自然環境への科学的探究心や保全意識を備えた人材や、直面する問題に対して科学的思考を持って対処することができる人材が輩出されるようになるでしょう。私たちは、自然と人とが豊かにつながった社会の実現のためには、そのような「人」を育てることが最も重要であると信じています。

私たちは、この活動の拠点を沖縄に置きます。亜熱帯性気候と風土、島嶼という地理的特性、世界でも有数の種多様性を誇るサンゴ礁、そして海と共に育まれてきた文化。沖縄は、自然の豊かさと貴重さ、海と人との関わりの深さの両面から、社会とともに「海を学ぶ」ことを目指すのに最もふさわしい場所だと考えます。

しかし、私たちの活動は、決して沖縄だけに止まるものではありません。私たちの「海を学ぶ」姿勢は、海と人とが共存し、新たな文化を形成していくための「共通思想」となり得るものだと考えています。私たちは、沖縄で産まれたこの「海を学ぶ」活動を、沖縄を起点として「海」で繋がる世界のすべてに向け発信していきます。

私たちの活動は、主として学校などの教育現場や、大学や研究機関などの研究現場で展開されていくことが予想されます。それらの機関からの社会的信用を得るためには、法人格の取得が必要不可欠となります。したがって、私たちは、ここに「特定非営利活動法人 海の自然史研究所(英名:Marine Learning Center)」を設立致します。

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