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海の生き物塾

海の生き物たちの興味深い生態を、専門の研究者から教えてもらうサイエンスカフェ「海の生き物塾」を開催しています。生き物の分類の話、カニの生活史の話、ホヤ、タコ、サンゴなどなど、海に行けば普通にみられるものから名前を聞くのも初めてのようなものまで、いろいろな生き物をテーマに面白いお話をしてもらいます。

塾をきっかけに、一般の方々が、海についてのもっと意識を持ってもらえるように、また探究心を湧きあがらせてもらえればと思っての活動です。

■2006年 海の生き物塾講義内容

講義テーマ/講師

講義概要(講師からの講義案内)

第1回
『新種が報告されるまで 図鑑によって生き物の名前が違うのはなぜ?』
講師:伊勢戸徹
(NPO法人海の自然史研究所・当時)

新種発見というと「スゴい!」と思われがちですが、実は何も珍しいことではありません。というのも、地球上の生物で名前が付いている種はたかだか10%程度で、未発見の種の方が圧倒的に多いと考えられているのです。
特に沖縄のサンゴ礁は新種の宝庫!!では、新種はどうやったら見分けられるのでしょうか?新種を見つけたらどうやって報告したらいい?名前は誰がどうやって決めるのでしょう?
また、同じ種でも図鑑によって名前が違うのはなぜ?その辺りをスッキリお伝えします。

第2回
『サンゴ礁保全におけるサンゴ移植技術の位置づけ』
講師:中野義勝
(琉球大学)

サンゴ礁の疲弊著しい昨今、健全なサンゴ礁とは何か・サンゴ礁保全とはどう有るべきか・サンゴ礁保全のために必要な所作、技術はどう扱えばいいのかを考えてみます。

第3回
『生き物の暮らし:生活史』
講師:藤田喜久
(NPO法人海の自然史研究所)

今回の生き物塾は、海の生き物の生き様、「生活史」についてのお話です。サンゴ礁の海には沢山の種類の生き物がいますが、その種数だけの様々な「生き方」もあります。何処で産まれ、どのように育ち、恋をし、子孫を残し、老いてゆくのか?―このような生き物の生き様のことを「生活史」といいます。
海の生き物達の「人生」、もとい「エビ・カニ生」だったり「魚生」だったり「棘皮生」などを理解していけば、きっと今までと違った視点で海の生物と接することができると思います。 今回は、少し教科書的な話しもしますが、来年以降の生き物塾でも色々な生物の生活史について度々取りあげられるでしょうから、是非気合いを入れて聞いていただければと思います。

第4回
『ホヤを知っていますか?』
講師:伊勢戸徹
(NPO法人海の自然史研究所・当時)

海には実に多様な生物が暮らしていて我々ダイバーの目を楽しませてくれます。最近ではウミウシなどあまり注目されてこなかった生物にも人気が集まって、ダイバーの生物の楽しみ方も広く、そして深くなってきています。だけど、海にはまだまだ注目されていない生き物がたくさんいます。
そんな中で、比較的大型でカラフルで美しく海で必ず(!)見ているのにあまり注目されていない生物の一つ、それが「ホヤ」です。何かもう一つ新しい生き物にも注目してガイドにも役立てたい、そんな生物としてホヤに注目してみませんか?ホヤって何?どれがホヤ?ホヤの何が面白いの?という素朴なところを紹介します。ホヤが“知らない生き物”から“知っている生き物”に変わる、そんな時間にしたいと思います。

第5回
『あなたの知らないタコの世界』
講師:金子奈都美
(琉球大学大学院・当時)

「タコ」と聞いて知らない方はいないと思います。特に私たち日本人には食べ物として、キャラクターとしてとても馴染み深い生き物です。しかし、「生き物としてのタコ」というのは実はほとんど解明されていません。こんなにみんなが知っている動物なのに研究が大幅に遅れているのです。
ここでは、そんなタコたちの知られざる生活をご紹介したいと思います。「タコって何を食べるの?」「どうやって交尾するの?」「タコの赤ちゃんは?」「実はタコって頭いい?!」などタコにまつわるエトセトラを知っていただけたら、彼らをもっと近くに感じていただけると思います。
そして「沖縄のタコ」もご紹介したいと思います。実は、沖縄のタコは今現在まで全く研究されてきませんでした。ようやくわかってきた沖縄のタコたち、ひょっとすると皆さんが海でよく見るタコは新種かもしれません!
めくるめく八本足ワールドへ皆さんをご招待(?!)したいと思います。

第6回
『海の華 ウミシダ類』
講師:藤田喜久
(NPO法人海の自然史研究所)
小渕正美(東京工業大学大学院・当時)

今回は、沖縄で見ることができるウミシダ類の話しをしたいと思います。ウミシダと言えば、ダイビング中にグローブにくっついてイヤーな思いをした方も多いかと思います。でもウミシダは、知れば知る程、魅力的な生き物なんです!
今回は、その魅力について豊富な写真を用いて熱く語りたいと思います。しかも今回は、東京工業大学大学院(当時)の小渕正美君をスペシャルゲストに招き、沖縄で見られるウミシダの繁殖について最新の知見も語ってもらう予定です。いつもの生き物塾よりも大変お得になっております。また、次回(3/15)の生き物塾で話す「エビ・カニ類の共生」にもとても深く関わってくる話しですので、お聞き逃しのないように、飲み会や遊びの予定をキャンセルしていただきますよう宜しくお願いいたします。

第7回
『エビ・カニ類の共生』
講師:藤田喜久
(NPO法人海の自然史研究所)

今回は、皆様お待ちかね?!の「エビ・カニ類の共生」です。共生とは何か?という教科書的な話しから、僕が実際に研究してきたウミシダ類に共生するエビ・カニ類の生態まで濃い内容で行きたいと思います。コマチコシオリエビの生態と生活史、コマチテッポウエビをつかった色々な実験などなど、図鑑や本では決して得られない話しをしたいと思います。どうぞ今回も、飲み会やカラオケの予定はキャンセルの方向でお願いいたします。

第8回
『生物多様性 何が大事?なぜ守る?』
講師:伊勢戸徹
(NPO法人海の自然史研究所・当時)